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症例報告中の病理所見および病理写真提供:山極病理研究所/株式会社ランス/IDEXX Lab.

トレポネマ症

⑦トレポネマ症 Treponema paraluis-cunicul

●感染経路

交尾接触などの直接感染。

治療

クロラムフェニコールの使用が有効。シロップ剤のものはうさぎに対して下痢を誘発する場合があるので、出来れば錠剤を粉砕して使用すると良い。およそ2週間程度の投与で良好な結果を得ることが多い。また経験的にだが、ニューキノロン系の抗生剤は効果が弱い。ペニシリンGを推奨する物もあるが、盲腸の菌交代症を起こし死亡する危険があるので使用しないこと。

●症状

鼻、口唇、顎部、陰部、肛門などの皮膚病変、鼻炎様の症状、流涙などが見られることが多い。集団発生で受胎率の低下、子宮筋層炎、胎盤遺残などを示すことがあると述べている書籍もある。

●原因

Treponema paraluis-cuniculiというスピロヘータの感染で起こる。いわゆる梅毒であるが、人に感染するなど公衆衛生上の問題はない。

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